「およげたいやきくん」という歌をご存じですか?

昭和51年(1976年)に発表された歌なので、「生まれる前だよ〜」と言う方が多いことでしょう(笑)
でも子供の頃に聞いたことはあるでしょ?

「まいにちまいにち僕らはテッパンの
うえで焼かれてイヤんなっちゃうよ〜
あるあさ僕は店のおじさんと
けんかして海に逃げ込んだのさ〜」

という歌い出しで、その後たいやきくんは初めて泳いだ海の中で自由を満喫するのですが、それもつかの間、釣り人に捕まって食べられてしまいます。

なんだか身につまされる歌ですね。

毎日毎日パソコンの前で10時間座りっぱなしで仕事をしてイヤんなっちゃっている方も多いのではないでしょうか?
ある時、会社の方針と合わなくなって離職して、自由を満喫して旅行に行ったりゲームをしたりしたのはいいけれど、だんだんと将来のことが不安になって前職よりは自分らしくいられると期待した会社に転職はしたものの、10時間パソコンの前に座っている、、、

イノベーションだの労働改革だの風の時代だのと言いますが、約50年前のたいやきくんと現代人の間に大した違いはなさそうですね。

私の鍼灸院に来られる方も、毎日10時間パソコンの前で座っている結果、腰痛・肩こり・ドライアイさらにはストレートネックの症状を言われます。

エアコンの効いた安全な部屋で座っているのだから、楽な仕事と思ったら大間違い!
腰椎椎間板ヘルニアになりやすい職業の上位はデスクワーカーやタクシードライバー、どちらも座りっぱなしで緊張を強いられるお仕事ですね。

厚生労働省はホームページで”情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン”を公開しています。https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf

そのなかで1時間のパソコン作業を1サイクルとして、10分〜15分の休憩をいれることを推奨しています。

さてあなたはどんな症状でお困りでしょうか?

□寝付きが悪い
□イライラする
□お腹の調子が、、、
□血圧が上がってきた
□寝ても疲れが取れない
□耳鳴りが、、、
□気持ちが沈んでやる気が出ない

いつもいつも頑張りすぎて身体がこわばっていると、自律神経が乱れて上記のような症状のリスクもあるのですよ。

鍼灸は基本的に筋肉のこわばりを取って、血流を改善し、自律神経を安定させ、深いリラックス状態にすることを目的としています。

よく雑誌とかで、「〇〇の症状に効果のあるツボはこれ!」、と紹介されることがありますが、患者さんの身体の状態はそれぞれですので、その方にあったツボ・施術法をその場で考えながら対応しています。

同じ人でも状態は日々違います。
筋肉のコリにアプローチするときもあれば、内臓を動かすことを目的にしたり、筋膜リリースをメインにしてみたり、頭と顔に多く鍼を刺すときもあります。
その時その時で施術法を提案しています。

でもどの施術法を取ったにしても、お帰りの前には首肩が柔らかくなり、手足がぽかぽかし、お腹が空いている感覚になられているはずです。

自然治癒力とか自己免疫力というものは、リラックスしているときに発揮されます。

自分ひとりの力ではなかなか疲れが取れないと感じているときは、人の助けを借りましょう(笑)
鍼灸の選択肢をぜひ!